5.ubuntu minimalにMariaDBをインストール


先日までにubuntu MinimalのVMを新規で作成し、そこにNGINX、SSL、PHPの設定をしてきました。本日はMariaDBをインストールしてワードプレスなどのCMSに必要なデータベースの設定をします。
下記のコマンドを入力してインストールします。Ubuntu 20.04ではリポジトリの追加の必要はありませんでした。





sudo apt install mariadb-server mariadb-client




次にセキュリティを向上させるスクリプトを利用するためのコマンドを入力します。
公式では下記の事が記載されてました。





root アカウントのパスワードをセットすることができます
ローカルホストの外からアクセス可能な root アカウントを削除することができます
匿名ユーザアカウントを削除することができます
匿名ユーザが既定でアクセス可能な test データベースを削除することができます





sudo mysql_secure_installation




手順が表示されるのでそれにそって進みます。










Enter current password for root (enter for none):
MariaDBのrootのパスワードは、インストール直後は何も設定されていないのでEnterキーを押す。

Set root password? [Y/n]
rootのパスワードを設定するかどうかの確認なので「y」を入力し、その次に新規で決めたパスワードを入力する。





Remove anonymous users? [Y/n]
最初は匿名ユーザーが存在しており、それを削除するかの確認なので「y」を入力する。





Disallow root login remotely? [Y/n]
rootでリモートログインを禁止するかの確認なので「y」を入力する。リモートする場合は「n」を入力する。





Remove test database and access to it? [Y/n]
インストール直後は「test」データベースがあり、それを削除するかの確認なので「y」を入力する。





Reload privilege tables now? [Y/n]
特権テーブルを再読み込みすると、今やってきたことを反映させることができます。再読み込みするので「y」を入力する。





念のためMariaDBの状態を確認し、OS再起動後に起動するか確認します。enabledとなれば起動します。





sudo systemctl status mariadb
systemctl is-enabled mariadb








ここからMariaDBに接続して、データベースの作成などをおこないます。





sudo mariadb




データベース作成前に文字化けの問題を回避するため、状態を確認します。
文字コードと照合順序の確認をするとutf8mb4が使用可能ですので問題はありませんでした。
以前は.cnfファイルを修正する必要がありましたが現時点では何もしなくても大丈夫みたいです。









show variables like 'char%';
show variables like 'coll%';




my_dbというデータベースを作成して、データベース一覧を表示します。





create database my_db;
show databases;




先に作成したデータベースを管理するユーザーを作成します。パスワードも付与します。





grant all on my_db.* to 'dbuser'@'localhost' identified by 'password';




次のコマンドはメモリに権限関連の情報が残る場合は必要です。よくわからないときはこのコマンドで反映をしておきましょう。先におこなったユーザー作成などには必要ないと思われます。





FLUSH PRIVILEGES;









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